電力系通信設備工事(OPGW)|光ファイバー複合架空地線
電力系通信設備工事(OPGW)
電力系通信設備工事(OPGW)|光ファイバー複合架空地線で高度な通信インフラを実現【愛知県あま市】
株式会社ニートエレックスでは、愛知県・三重県を中心に、電力系光通信工事の専門技術を活かした高度な通信設備構築を手がけています。OPGW(Optical Ground Wire:光ファイバー複合架空地線)の施工により、電力インフラと通信インフラの統合を実現し、効率的で信頼性の高いネットワークを提供しています。
今回は、休耕田へ設置した電力系通信設備工事(OPGW)の実績と、その施工内容について詳しくご紹介します。
OPGW(光ファイバー複合架空地線)とは
OPGWは、架空送電線の最上部に架設される避雷用の架空地線の中に光ファイバーを組み込んだケーブルです。電力系統の保護機能と通信機能を兼ね備え、既存の電力インフラを活用して高速・大容量の通信網を構築できる画期的な技術です。
OPGWの特長とメリット
- インフラの有効活用:既存の電力設備を活用し、新規用地取得が不要です
- 高い信頼性:雷害に強く、安定した通信品質を長期間維持できます
- 大容量通信:光ファイバーによる高速・大容量通信が可能です
- メンテナンス性:電力設備の点検と併せて効率的な保守が可能です
- セキュリティ:高所に設置されるため、物理的なセキュリティが高いです
- 経済性:通信専用鉄塔の建設に比べコストを抑えられます
施工内容の詳細
事前調査と施工計画
OPGW工事では、電力系統への影響を最小限に抑えながら、安全かつ確実に施工を行うことが求められます。綿密な現地調査と詳細な施工計画の立案が重要です。
調査・計画項目
- 既設架空地線の状況確認
- 鉄塔の構造と強度の確認
- 径間長・高低差の測定
- 張力計算と弛度計算
- 停電作業の調整
- 作業エリアの安全確保計画
- 運搬ルートと仮設備の検討
- 気象条件の確認
OPGW架設工事
高度な技術と豊富な経験を持つ技術者が、安全管理を徹底しながら確実にOPGWを架設します。電力系統の運用に影響を与えないよう、細心の注意を払って作業を進めます。
主な施工項目
- 既設架空地線の撤去作業
- OPGWケーブルの運搬・仮置き
- 延線作業(ケーブルの架設)
- 張力調整と固定
- 鉄塔への接地工事
- 耐張クランプ・ダンパーの取り付け
- ジャンパー線の接続
- 防振対策の実施
光ファイバー接続工事
OPGW内部の光ファイバーを適切に処理し、通信機器と接続します。高度な融着技術により、低損失で信頼性の高い接続を実現します。
光ファイバー処理作業
- OPGWからの光ファイバー引き出し
- 光ファイバーの清浄化処理
- 融着接続作業
- 接続部の保護・補強
- 光ケーブルの配線
- 光配線盤への収納
- 光パワーメーターによる測定
- OTDR測定による品質確認
通信機器の設置と試験
光ファイバーを活用した通信システムを構築します。伝送装置やネットワーク機器を設置し、システム全体の動作を確認します。
機器設置・試験内容
- 光伝送装置の設置
- ネットワーク機器の配置
- 電源設備の整備
- 機器間の配線接続
- 通信品質測定
- 伝送特性試験
- システム全体の動作確認
- 負荷試験と安定性確認
施工の流れ
1. ヒアリングと要件確認
お客様のネットワーク構築の目的や要件を詳しくお伺いします。必要な通信容量や接続拠点などを確認します。
2. ルート調査と設計
電力設備の状況を詳細に調査し、最適なOPGW架設ルートを設計します。技術的な検討と経済性を考慮した提案を行います。
3. 各種調整と準備
電力事業者や関係機関との調整を行い、停電作業の日程を決定します。必要な資材や機材を準備します。
4. OPGW架設工事
安全管理を徹底しながら、OPGWの架設作業を実施します。経験豊富な高所作業技術者が確実に施工します。
5. 光ファイバー接続作業
OPGWから光ファイバーを引き出し、融着接続や配線作業を行います。光学特性を測定し、品質を確認します。
6. 通信機器設置と試験
伝送装置やネットワーク機器を設置し、システム全体の動作試験を実施します。
7. 竣工検査とお引き渡し
すべての項目について最終確認を行い、お客様立ち会いのもと竣工検査を実施します。運用方法をご説明し、システムをお引き渡しします。
当社の技術力と専門性
株式会社ニートエレックスは、電力系光通信工事の専門技術を持つ企業です。OPGW工事には、電力設備に関する知識、高所作業技術、光ファイバー接続技術、そして通信システム構築技術が必要ですが、当社はこれらすべてを高いレベルで保有しています。
保有する技術・資格
- 電力系光通信工事の豊富な実績
- 各種電気工事の専門技術
- 伝送路設備工事全般の技術
- 情報通信設備工事の経験
- 高所作業の安全管理技術
- 光ファイバー融着技術
- ネットワーク設備構築技術
対応可能な関連工事
- 電力系光通信工事
- 伝送路設備工事全般
- 情報通信設備工事
- 各種ネットワーク設備工事
- 各種電気工事
- 移動体通信工事
- 無線設備工事
安全管理と品質保証
OPGW工事は高所作業を伴う危険な作業であり、また電力系統に直接関わる重要な工事です。当社では、安全管理を最優先とし、徹底した品質管理を行っています。
安全管理体制
- 作業前の安全ミーティングと危険予知活動
- 高所作業の安全装備完備
- 気象条件の監視と作業中止基準の遵守
- 電力設備の停電確認と安全措置
- 有資格者による作業管理
- 緊急時の対応手順の徹底
品質管理
- 張力・弛度の正確な管理
- 光ファイバー融着損失の測定
- OTDR測定による全区間の品質確認
- 接地抵抗の測定
- 詳細な施工記録の作成
- 竣工図書の整備
OPGW工事の適用事例
電力会社の通信網
変電所間や制御所との通信回線として活用されます。
通信事業者のバックボーン
大容量の幹線通信回線として利用されます。
自治体の情報網
広域防災通信網や行政ネットワークの基盤となります。
企業の専用線
工場や事業所間の専用通信回線として構築されます。
社会インフラを支える技術
愛知県あま市に本社を構える当社は、電力系光通信工事の専門技術を活かし、社会の重要なインフラ整備に貢献しています。OPGW工事は、電力の安定供給と高速通信網の構築を同時に実現する、まさに現代社会を支える基盤技術です。
愛知県・三重県を中心に、電力会社や通信事業者、自治体などのOPGW工事を手がけてきました。高度な技術と豊富な経験を持つ技術者が、安全かつ確実に施工を行い、お客様から高い評価をいただいています。
今後も、電力系光通信工事のスペシャリストとして、社会インフラの発展に貢献してまいります。
電力系通信設備工事(OPGW)のご相談はこちら
OPGW工事による通信網の構築をご検討中の電力会社様、通信事業者様、自治体様は、ぜひ株式会社ニートエレックスにご相談ください。豊富な経験と高度な技術で、安全かつ確実な施工をお約束します。
愛知県・三重県を中心に、電力系光通信工事のスペシャリストとして、お客様のニーズに最適なソリューションをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
会社情報
会社名:株式会社ニートエレックス
所在地:愛知県あま市
施工エリア:愛知県、三重県など
ウェブサイト:https://www.neat-co.jp/
